s-women.netの「バリューボルドーコミュニティ」↓
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で、サンテミリオン・グラン・クリュ・クラッセの2006年、2007年の試飲会ご招待が
あたったので、参加してきました。
サンテミリオンの21の格付けシャトーが出展していて、
それぞれ2006年、2007年の飲み比べが出来ます。
私、ボルドーって昔から好きなんですよ~。
(ブルゴーニュはまだよくわからない~!)
試飲会行く前にちょっとだけ予習しました。
ボルドーの左側(ジロンド河・ガロンヌ河左岸)は
カベルネ・ソーヴィニョンが主で、
右側(ドルドーニュ河右岸)はメルローが主。
サンテミリオンは、右側に位置するので、
メルローが主なんですね。
私は、しっかりして深みのある濃い目ワインが好きなので、
左側で作られたものが好みなんだわ!
会場はニューオータニで13時~17時までです。
私が到着したのは、14時。
ワイン店やレストランの方々が主のイベントなのですが、
まだあまり人がいなかったので、
ゆっくりとまわることができました。
今回試飲したものは、全体的に軽く、
やっぱり若かったですね。
わかる人は、10年くらい長期熟成した味を
想像して購入するのかしら?
でも、軽かったおかげで
全部試飲できました。
40種くらいならいけるだろうと、
吐き出さずに飲みました!
(1~2口ですが・・・)
①クロ・デ・ジャコバン
サンテミリオンの北西。メルロ70% カベルネフラン30%。
2006年は、軽めで果実味があるりましたが、
2007年は渋めで香りも華やかじゃなかったです。
しばらく置いたらまた全然変わってくるんだろうなぁ。
②シャトー・カデ・ピオラ
メルロ51% カベルネソーヴィニョン28% カベルネフラン18% マルベック3%
サンテミリオンの町の北に数百メートルほどの距離にあり、
サンテミリオンを見下ろす眺めの良いシャトー。
2006年、2007年どちらも軽い。
2007年の方が甘い香りで
飲み口も甘かったです。
ちょっとタンニンを感じました。
③シャトー・スータール
サンテミリオンの北部。
石灰岩土壌でメルロ60%、カベルネフラン40%。
甘い香りがしていたが、渋みがある~。
2007年の方が渋みがありしっかりしています。
長期熟成できるワインですって。
④シャトー・ラルマンド
サンテミリオンの北部。
メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5%。
「ラルマンドのクオリティの高さは、遅い収穫と厳しい選果、
そして平均収量36hl/haという低収量であること」だそうです。
2006年は華やかな香り。タンニンが強くなんか土っぽい感じ。
2007年はまろやかな香り。味も角がなくまろやかで酸味あり。
チョコレートのようなコク?
⑤クロ・サン・マルタン
メルロ70% カベルネフラン20% カベルネソーヴィニョン10%。
ボーセジュールベコとカノンの間に位置する。
(この2つがどこにあるのかは不明)
最大の特徴は、「新樽100%」であること。
2006年は、④と同じような華やかな香り。
渋くて後味が残る感じ。
2007年は、2006年とは違いバランスよくて、
飲みやすかったです。
いろんな料理にあいそう。
⑥シャトー・レ・グランド・ミュライユ
メルロ95%、カベルネ・フラン5%。
メルロー100%に近いじゃないか!
新樽100%。
2006年は、甘い香り。
そしてイチゴのように甘い味で飲みやすい。
けとちょっと後味に渋みが残りました。
2007年は、変に甘くない香りがしました。
味もそんなに甘すぎず。
後味はちょっと渋いけど飲みやすい。
⑦シャトー・コルバン・ミショット
ポムロールに程近いグラーヴ地域に位置する。
メルロ65% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン5%。
砂利質で鉄分を多く含んだ粘土質の土壌で、
なんと7.0haという小さい畑!
2006年は、とろみがあってタンニンなどの
バランスがよし。
この日飲んだワインの中では重め。
2007年は、2006年よりちょっと渋い。
ちょっとおいた方がいいかなぁ。
これは美味しかった~。
熟成させたらもっと美味しくなるんだろうな。
⑧シャトー・ダッソー
サンテミリオンの北、粘土と砂質の土壌。
メルロ69% カベルネフラン23% カベルネソーヴィニョン8%。
ダッソーという会社のオーナーが趣味で衝動買いしたシャトー。
ちょっとシルキーで、
あまり主張がない感じ。
⑨シャトー・フォンロック
サンテミリオンの北西、やや低い位置にあります。
オーガニックワインです。
2007年の方が香りがオーガニックを感じました。
味は、あまりオーガニックっぽくなかったですねー。
辛口です。
⑩シャトー・デステイユー
サンテミリオンの街から南西側。
(粘土石灰岩土壌だって。)
こちらもオーガニックワイン。新樽100%。
メルロー50%、カベルネフラン15%カベルネソーヴィニヨン35%。
2006年はいちごのような甘い香り。
2007年も、軽い甘い香りだが、
渋い!でも口に含んでちょっとすると、
甘みがしてきました。
いやぁ、若いでしょー。
⑪シャトー・グラン・コルバン・デスパーニュ
サンテミリオン東部、ポムロール近く。
メルロー75%、カベルネフラン24%、カベルネソーヴィニヨン1%。
2006年は、香りはあまりしない。しっかりとしている。
2007年は、華やかな香りがしたが軽い。
2006年の方がいいですねー。
⑫シャトー・オー・コルバン
メルロ65% カベルネソーヴィニョン25% カベルネフラン10%。
6.0haの小さな畑です。
2006年は、香りはあまりしなかったが、
果実味があって甘く飲みやすかった。
2007年は、ほのかに香りがあまく、
酸味のバランスが良し。
⑬シャトー・フルール・カルディナル
メルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、カベルネ・フラン15%。
土壌は粘度質で下層部は深い石灰質。
新樽100%。
ちょっとひっかかりのある甘い香り。
タンニンと酸味があるが、
あまり特徴を感じなかった。
⑭シャトー・フォンブレガード
サンテミリオンの南斜面、マグドレーヌの程近くにある。
メルロ60% カベルネフラン35% カベルネソーヴィニョン5%。
2006年は、甘めでのみやすい。おりがあった。
2007年は、香りは甘いが味は渋い!
タンニンがしっかりしている。
コクがあります。
⑮シャトー・グラン・コルバン
ポムロールとサンテミリオンの境界に位置するシャトー。
なんか似たような名前のシャトーが多いなぁ・・・・。
メルロ68%、カベルネ・フラン27%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%。
これは、結構変わってる印象。
香りは甘い。
⑯シャトー・ラ・クースポード
7.3haの小さな畑。
メルロ70% カベルネフラン30%。
100%フレンチオークの新樽で熟成し、
熟成期間中にさらに新樽に移し変える製法だそうです。
⑰シャトー・ラ・トゥール・フィジャック
ポムロールとの境界に位置する。
65%メルロー 35%カベルネフラン。
オーガニックワインです。
2006年は、軽いと思ったが、
タンニンがたっぷり。
2007年は、しばらくグラスを回していると
香りがたってきました。
でもやはり渋い!
⑱シャトー・ラローズ
軽い砂質土壌。
メルロ68% カベルネフラン26% カベルネソーヴィニョン6%。
甘い香りで果実味のある甘い味という印象。
タンニンあり。
⑲シャトー・リポー
メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニョン10%。
タンニン強し。
⑳シャトー・ムーラン・デュ・カデ
サンテミリオン北部のカデの丘。
4.6haという小ささ。
なんとメルロー100%!!
21 シャトー・ル・プリウレ
これにて完飲!
最後は一緒に写真をとってもらいました。
全体的に、若いため、
またゆっくりと飲めないため、
果実味が開いておらず、
本来の力がわからずでしたね。
しかし、こうやってピックアップして購入して
5年・10年とお家で熟成させるんでしょうね。
そんなことが出来たら楽しそう~。
ちなみに、前半では⑤と⑦が好きな感じでした。
後半はよくわからなくなってましたが・・・・。
他の方々ともお話が出来て楽しかったです。
そして、この後実は3軒行っちゃいました!